「今までにない感覚。とても良い用具に出合えました」。加山雅基が語る『ファルクカーボン』の魅力とは?
2025年04月16日

愛工大名電高3年時の2024年全日本選手権で、高校3年生ながら一般男子シングルスでランク(ベスト16)入りの快挙を成し遂げた加山雅基。
現在、日本大学の2年生。右シェークドライブ型で前・中陣でのプレーを主体とし、相手に強打で攻められても、正確なブロックから鋭いカウンターを打ち込んで得点を重ねる。中学・高校では思うように成績が伸びない時期もあった加山だが、雌伏の時を経て学生卓球界の旗手となりつつある。
加山が昨年(2024年)4月から使用するラケットは、ヤサカの『ファルクカーボン』。それまでインナーの特殊素材ラケットを使っていた加山だが、『ファルクカーボン』を打ってみた時の第一印象を「今までにない感覚だった」と表現する。
「今までにない感覚、とても良い用具に出合えたという感じでしたね。『ファルクカーボン』はボールをつかんでくれるラケットだと聞いていたけど、自分の中では『つかんでくれるけどしっかり飛ぶ』というのが特長だと思います。
台上プレーや前陣でのカウンターがとてもやりやすいのに、中陣に下がってもボールの質が落ちない。ぼくはサービス・レシーブから3球目、4球目という前陣での展開が多いので、そこで性能を発揮してくれるところが気に入っていますが、どのプレー領域でも自分の思ったとおりのボールが出せるラケットですね」(加山)

加山選手が使用するラバーは、両面ともヤサカの『ラクザXX』。「ぼくは『ラクザXX』は万能なラバーだと思っていて、前陣でのプレーや下回転の打ちやすさがあるし、回転がしっかりかかって相手のボールに打ち負けない。『ファルクカーボン』との相性は、本当に『ラケットに合っている』という言い方しかできないくらいバッチリですね」(加山)。
『ファルクカーボン』と『ラクザXX』の組み合わせについて、「特に前陣を主体にプレーする、カウンターやブロックを駆使する選手に使ってほしい」と語る加山。フォア面に表ソフトを使用するマティアス・ファルク(スウェーデン/2019年世界選手権準優勝)が自ら開発に携わったラケットだけに、表ソフトラバーとの相性もお墨付き。ドライブ型も異質型も、試す価値ありのラケットだ。

ファルクカーボン
●¥19,800(税込)
●木材5枚+PAカーボン2枚
●グリップ:FL・ST
●板厚:5.9mm
●重量:87g±

加山雅基 Masaki Kayama
●ヤサカ契約選手
[使用用具]
ラケット:『ファルクカーボン』(FL)
ラバー:フォア・バックとも『ラクザXX』(特厚)

●Profile
2006年2月3日生まれ、兵庫県出身。2013年全日本バンビベスト8、2017年全日本ホープスベスト8など、小学生時代から全国大会で活躍。愛工大名電中を経て愛工大名電高に進学し、3年時に全日本選手権ベスト16、現在は日本大学2年生。父・兵伍は元全日本選手権3位、兄・裕は2023年全日本選手権ベスト16の実績を持つ