「上がって叩ける」ライガンと、「かかって深い」ライガンスピン。改めて性能を検証しよう
2026年09月11日
2018年3月に発売され、たちまちヒット作となったハイブリッドエナジー(HE)型裏ソフトラバー『ライガン』。翌年10月にはより回転性能を高めた『ライガンスピン』が発売され、こちらも好評を博した。
その後、卓球界ではプラスチックボールの導入による回転量の減少を補うため、「微粘着ラバー」や「粘着テンション」というカテゴリーのラバーが流行している。それらのラバーの多くは硬くて重い。スイングスピードの速い上級者には使いこなせても、多くのユーザーは「1試合に1本か2本の『会心の一撃』を打つため、何本もミスを重ねる」ことになりかねない。
多彩な技術と戦術を駆使して戦うために、用具の「安定性」は重要な要素。その安定性を最大の特徴とするラバーこそ『ライガン』『ライガンスピン』だ。しかし、この2枚の特徴は、もちろん安定性だけではない。改めてその性能を検証してみよう。

まず、『ライガン』。トップシートとテンションスポンジ、ともに軟らかめの設計で、上回転系の打法が抜群に安定するのが特徴だ。しっかりボールをつかんでくれるので、スイングスピードが落ちた時でもボールが上にあがり、とにかくミスが出ない。
もうひとつの特徴は、ミート系の打法がやりやすいこと。浮いたチャンスボールはどんなラバーでも強打できるが、この『ライガン』は低いボール、打球点が落ちたボールでも安定して「叩ける」。強く弾(はじ)く中でも、一瞬ボールを持ってくれる感覚がある。台上のフリックなども安定して入るが、ツッツキはボールがかなり上に飛ぶので、少しラケット角度を調整すると良いだろう。

●ライガン
●4,620円(税込)
●特厚・厚・中厚
●スポンジ硬度:40〜45度
一方の『ライガンスピン』は、ライガンと同じスポンジ硬度のスポンジに、粒形状を少し大きくして回転がかけやすいトップシートを合わせた。ボールをしっかりつかむ打球感は変わらないが、より強い回転がかかり、ボールが相手コート深くに入ってくれる。中・後陣でのドライブの引き合いも安定した弧線を描く。


●ライガンスピン
●4,840円(税込)
●特厚・厚・中厚
●スポンジ硬度:40〜45度
両ハンドでしっかり回転をかけて先手を取りたい選手なら『ライガンスピン』が合っているし、スピード重視でミート系の打法も交ぜたい選手なら『ライガン』だ。バック面に『ライガン』を貼り、正確なブロックで振り回してミート系の打法で仕留める、そんな使い方も面白い。
威力が出る用具が、本当に勝てる用具なのか。ミスでの失点が多い選手は、ぜひ『ライガン』と『ライガンスピン』を選択肢に入れたい。価格は2枚とも、5千円を切る4,620円と4,840円(ともに税込)。コストパフォーマンスの高さにも驚くはずだ。
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