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バック面を『輝龍Ⅱ』に変更した英田理志の挑戦。「サービスが効くし、バックの得点率も上がりました」

2026年07月22日

 今年の4月、バック面を中国ラバーの『輝龍Ⅱ』に変更した英田理志(岡山リベッツ)。5月末から6月にかけてWTT4大会にも遠征し、フレイタス(ポルトガル)を破るなどの成果を挙げた。用具変更の理由や、その手応えについて語ってもらった。

−バック面のラバーを『ラクザZ』から『輝龍Ⅱ』に変えました。この用具変更は、どのような理由があるのでしょう?

英田理志(以下・英田) 『輝龍Ⅱ』に変えたのは今年の4月ですね。以前はバック面に『翔龍』を使ったり、『輝龍Ⅱ』も少し使っていた時期があるんですけど、「中国ラバーはカットがしにくい」と言われて変えて、その後はいろいろラバーを変えていた。

 そこで思い切って中国ラバーに戻して、自分の武器であるバックサービスがより効くようになったし、変化がつくのでバックカットやバックドライブでの得点率も上がったと思います。今はまだ変えてからあまり時間が経っていないので、バックのミスも多いんですけど、それは慣れればいいかなと思います。

バック面を『輝龍Ⅱ』に変え、バックの得点率が上がったと語る英田(写真:WTT)

−5月末から6月にかけては、東欧で開催されたWTT4大会にも出場しましたね。

英田 およそ1カ月行っていました。1大会目はフィーダーで、2大会目と3大会目はコンテンダー、4大会目はスターコンテンダー。卓球台の弾みが大会によって違ったり、フィーダーはボールが違ったりして、その対応はちょっと大変でした。会場の標高や気温も微妙に違うし、ボールの飛び方も変わってくる。そのあたりはWTTならではの難しさですね。

−最初のWTTフィーダー プリティシュナ(コソボ)では男子シングルスで3位入賞。一方で、続くWTTコンテンダー スコピエ(北マケドニア)は、予選リーグで1勝2敗となり、決勝トーナメントに進めませんでした。

英田 フィーダーは優勝のチャンスがあっただけに悔しかったですけど、3位に入ったことでネットでもニュースで取り上げてもらった。それを見た知り合いから連絡をもらったり、やはり上位に入ると反響が違いますね。

WTTフィーダー プリティシュナでは3位、小林広夢(ファースト/写真右)と組んだ男子ダブルスでも準優勝と活躍(写真:WTT)

 2大会目のコンテンダーは、1大会目との台とボールの違いが大きくて、そのギャップへの対応が難しかったのと、予選リーグの1試合目でモビリアヌ(ルーマニア)に1ゲーム目の10−4から逆転されてしまった。それをずっと引きずってしまったところがありました。その後のニュイティンク(ベルギー)にも、前回の対戦では勝っていたので、惜しい試合でしたね。気持ちの切り替えが難しかった。

 昨シーズンのTリーグで、岡山リベッツに復帰してからは逆転される試合が多くなっている。逆に良い流れの時は競った試合で勝てることもあるし、今は逆転負けが多いという流れの時期なのかなと。ここを乗り越えれば、またひと皮剥けるのかなと、ポジティブに考えるようにしています。

 また、昔は試合でもずっとリードされて、歯が立たずに負けることも多かった。そこから最初はリードできるようになったのも、成長していると前向きにとらえています。

−3大会目のWTTコンテンダー・ザグレブは、予選トーナメント2回戦でゲラシメンコ(カザフスタン)に惜しくも敗れました。そして4大会目、WTTスターコンテンダー リュブリャナで、予選トーナメントの初戦でフレイタス(ポルトガル)を3−2で破った。大きな勝利でした。

英田 フレイタスはずっと世界のトップでやってきたレジェンドプレーヤーで、世界ランキングのトップ10(最高位7位)にも入ったことがある選手。こちらは100%挑戦者の気持ちで向かっていくことができて、相手は初戦だし、勝たないといけないと思っていた。心理的な部分で自分にアドバンテージがあったと思います。一緒に出場していた宇田(幸矢)選手が、試合前に練習相手をしてくれて、そのままベンチに入ってくれたのも大きかったですね。

元世界ランキング7位のフレイタスを破る、大きな白星を挙げた(写真:WTT)

−後編に続く

■英田理志・使用用具
ラケット:正宗(ST)
ラバー:フォア面/ラクザZ エクストラハード
    バック面/輝龍Ⅱ

使用ラケット:正宗(ST)
フォア面使用ラバー/ラクザZ エクストラハード
バック面使用ラバー/輝龍Ⅱ

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