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英田理志、初の全国タイトル。ラバーとラケットの変更で威力を発揮

2025年11月07日


「特厚から厚に変え、薄く軟らかくして、
ラケットも10g近く軽くなった。
板の良さを感じることができます」(英田)

10月の全日本社会人選手権(沖縄・那覇市民体育館)で、ヤサカのアドバイザリースタッフである英田理志(日の出医療福祉グループ)がチームメイトの松下大星とペアを組み、男子ダブルスで優勝した。決勝はリコーの郡山北斗/小野寺翔平との対戦で、3-2の接戦をものにした。

 「所属の日の出医療福祉グループとしても、ぼく個人としても初めての全国タイトルなので、うれしい気持ちとホッとした気持ちがあります。ヤサカさんを含め、これまでお世話になった方たちへ小さな恩返しができました」と英田は語る。

 実は大会の1週間前、全日本選手権(団体の部)の準々決勝で敗れた後に、英田はラバーを変えていた。

 「フォア面は『ラクザZ エキストラハード』から『ラクザZ』(ともにヤサカ)に、バック面は『ラクザ7』から『ラクザZ』に変え、両面とも厚さを特厚から厚にしました。薄くして軟らかくしたことで、ラケットが10g近く軽くなって193gになりました。このほうが板の良さが出る。

 フォアの攻撃ではボールが前より走る感じがあるし、カットでも板の良さを感じられます。コントロールもしやすく、すぐにフィットしました。全日本社会人では違和感なく使えました」(英田)

用具変更を決断し、初の全国タイトルを手にした英田理志(写真は25年全日本実業団)

 全日本団体で敗れた後、すぐにラバーの変更を決め、翌週の火曜日には貼り替えたという英田。その週の金曜日から始まった全日本社会人で、見事にダブルス優勝を果たした。

 「『ラクザZ』は扱いやすかった。エキストラハードより軟らかい分、安定して、どこに当たってもしっかりボールが入ります」

 松下大星とのダブルスは大会前に少し練習した程度だったというが、全日本実業団選手権でもダブルスは全勝。英田は橋本帆乃香や佐藤瞳と混合ダブルスを組み、カット主体で戦うこともあるが、松下と組んだ時は攻撃主体のプレー。「ラリー戦になった時にたまにカットをする程度」だという。まさにカットと攻撃の二刀流だ。

変則ペアながら、見事なコンビネーションを見せる英田(右)と松下のダブルス
(写真は25年全日本実業団)

 英田の次なる目標は、シングルスでのタイトルだ。「WTTでも国内の試合でも、次はシングルスで優勝したいです」と語る。

 全国初タイトルの裏には用具の物語があった。両面に貼られた『ラクザZ』が、唯一無二の卓球を貫く英田理志を支えている。

英田理志使用ラバー『ラクザZ』

●ハイブリッドエナジー型裏ソフト
●6,930円(税込)
●特厚・厚
●スポンジ硬度:47〜52°

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